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頭痛 MediBilbao Salud

群発頭痛とは?目の奥の激痛・症状・原因・治療と予防

群発頭痛は、頭の片側、目の周りに耐えがたい激痛が起こる頭痛です。1〜3か月ほどの「群発期」に毎日のように発作がくり返され、同じ側の鼻水や涙を伴います。比較的まれな頭痛ですが、適切な治療で発作を止めたり予防したりできます。症状、診断、治療を整理します。

テーマ
臨床神経生理
更新日
読了時間
4分
監修
Itziar Gotxi Erezuma医師 · 耳鼻咽喉科専門医 · ビスカヤ県医師会 登録番号 484809757

群発頭痛とは?

群発頭痛は、米国では1,000人に約4人の割合で起こる比較的まれな頭痛です。女性より男性に多く、典型的には20〜40歳で始まります。

頭の片側に耐えがたい痛みが起こり、同じ側で鼻水や涙が出るのが特徴です。発作中は、多くの人が落ち着きなく歩き回ります。

群発頭痛の発作の症状

  • 発作はほとんどの場合、突然始まります。
  • 始まりとともに、鼻づまりや片側からの鼻水がみられることがあります。
  • 続いて同じ側の頭に耐えがたい痛みが起こり、目の周りに広がります。
  • 痛みは数分以内にピークに達し、通常は30分から1時間続きます(15〜180分と幅があります)。
  • 睡眠中に痛みで目が覚めることもあります。

発作に伴うその他の症状

  • 発作の後、痛んだ側のまぶたが垂れ下がり、瞳孔が小さくなることがよくあります(ホルネル症候群)。
  • 目の下が腫れたり、涙が出たりします。
  • 顔が赤くなったり、吐き気がみられたりすることもあります。

片頭痛と違い、群発頭痛の発作中は横になっていられず、歩き回ったり、ときには頭を壁に打ちつけたりすることもあります。

「群発期」と発作のくり返し

発作は1日に数回起こることもあり、日中にも夜間にもみられます。

  • 通常、1〜3か月間(ときにはそれ以上)にわたって規則的に発作が起こります(群発期)。
  • その後、数か月から長いと数年間、発作のない時期が続き、また発作が始まります。
  • 発作のない時期がない場合は、慢性群発頭痛と呼ばれます。

飲酒との関係

飲酒は、群発期には頭痛の引き金になることがあります。一方で、頭痛のない期間には、飲酒で発作が起こることはありません。

群発期にはお酒を控えることが、発作を減らすための身近な対策になります。

群発頭痛の診断

群発頭痛は、本人の説明と、頭痛に伴う症状にもとづいて診断されます。

症状が典型的でない場合は、ほかの原因による頭痛でないかを確かめる必要があります。

発作が始まったときの治療

  • 酸素吸入:フェイスマスクで酸素を吸入します。
  • 注射:トリプタン系薬剤やジヒドロエルゴタミンの注射を使います。
  • 点鼻薬:トリプタン系薬剤の一種であるゾルミトリプタンが使われることもあります。
  • 迷走神経刺激療法:首の脈が触れる部分に手持ちの機器をあてて神経を刺激し、発作を止める方法もあります。皮膚を切ったり、体内に器具を入れたりする必要はありません。

群発期の発作を防ぐ治療

群発頭痛はとても激しく、頻繁に起こり、ほかのことが手につかなくなるため、大半の人で予防薬が必要になります。

  • コルチコステロイドの飲み薬:効果がすぐに現れるため、最初に使われます。
  • 神経ブロック:コルチコステロイドを加えた局所麻酔薬を後頭部に注射します。効果がすぐに現れ、医療機関で行います。
  • 長期的な予防薬:その後、ベラパミルやバルプロ酸、トピラマートなどの片頭痛の予防薬や、モノクローナル抗体のうち1つを使います。

出典によって異なる点:酸素吸入の根拠はどれくらいあるか

MSDマニュアル家庭版は、群発頭痛の発作を止める治療の1つとして、フェイスマスクによる酸素吸入を挙げています。

コクランのシステマティックレビュー(Bennettら、2015年)は、片頭痛と群発頭痛に対する酸素療法の11件の試験(209人)をまとめました。通常の気圧での酸素吸入は、1件の小さな試験では偽の治療より群発頭痛の発作を止める効果がありましたが、別の小さな試験ではエルゴタミンより優れてはいませんでした。高気圧酸素療法が群発頭痛の発作を止めるという根拠はありませんでした。全体として試験の質は低〜中程度でした。

酸素吸入は安全で使いやすい選択肢ですが、根拠は小規模な試験にもとづくため、ほかの治療と組み合わせて使われると考えられます。

群発頭痛のポイント

  • 群発頭痛は、頭の片側・目の周りに耐えがたい痛みが起こる頭痛です。
  • 男性に多く、20〜40歳で始まることが多いです。
  • 同じ側の鼻水や涙を伴い、発作中は落ち着きなく歩き回ります。
  • 1〜3か月の群発期に発作がくり返され、群発期には飲酒が引き金になります。
  • 発作時は酸素吸入やトリプタン系薬剤の注射などで止めます。
  • 多くの人で、群発期の発作を防ぐ予防薬が必要になります。

群発頭痛についてよくある質問

回答は一般的な情報であり、診察や医師による個別の判断に代わるものではありません。

群発頭痛はどんな痛みですか?

頭の片側に耐えがたい痛みが突然起こり、目の周りに広がります。通常は30分から1時間ほど続き、同じ側の鼻水や涙を伴います。

群発頭痛と片頭痛の違いは何ですか?

片頭痛と違い、群発頭痛の発作中は横になっていられず、落ち着きなく歩き回ることが多いのが特徴です。

群発頭痛はどんな人に多いですか?

女性より男性に多く、典型的には20〜40歳で始まります。

群発期にお酒を飲んでもよいですか?

群発期には飲酒が発作の引き金になることがあるため、控えたほうがよいでしょう。頭痛のない期間には、飲酒で発作が起こることはありません。

群発頭痛の発作はどうやって止めますか?

フェイスマスクでの酸素吸入や、トリプタン系薬剤の注射などが使われます。迷走神経刺激療法という方法もあります。

群発頭痛は予防できますか?

コルチコステロイドの飲み薬や神経ブロックをまず使い、その後、ベラパミルなどの予防薬を続けることで発作を防ぎます。

出典

  1. MSDマニュアル家庭版 · 群発頭痛
  2. Bennett MH, et al. Normobaric and hyperbaric oxygen therapy for the treatment and prevention of migraine and cluster headache. Cochrane Database Syst Rev. 2015

このガイドは一般的な情報であり、医師の判断に代わるものではありません。診断と治療は、診察と病歴によって決まります。緊急の場合は119番(スペインでは112番)に電話してください。